うさぎに会えるカナ♪
2009
政府は16日、開発が難航して11月の行政刷新会議の事業仕分けでも廃止を求められていた官民共同の中型ロケット「GX」の開発を取りやめると発表した。
完成させるには、今後940億円の政府予算が必要で、ほかの政府の衛星開発を圧迫し、打ち上げ需要自体を減らしてしまうことを指摘。民間側は打ち 上げ価格として80億円を示したが、ロシアや米国のロケットと比べて実績や価格面で優位とはいえず、ビジネスとして十分な受注が見込めないと判断した。
2003年の事業開始以来、第2段エンジンの開発遅れやコスト増などの問題が次々に生じた結果、当初描いていた「国際市場参入」の将来像からかけ離れていた。政府は08年から開発に本格着手するか判断を再々先送りしてきたが、懸案にようやく決着がついた。
ただし、第2段エンジン用に宇宙航空研究開発機構が取り組んでいた液化天然ガス(LNG)エンジン開発は継続し、完成させる。技術的な見通しが立ち、国際的な開発競争をリードしているため。燃料が優れていて将来は用途も広がるとしている。
文部科学省は、エンジン開発のために来年度予算の概算要求に58億円を計上。事業仕分けではこの予算も見送りと判定されており、要求内容を整理する。
発表は官房長官、宇宙開発担当、文部科学、経済産業の4閣僚の連名。(共同)
日刊スポーツ
なんか、残念な気もしますね。
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